横浜からの旅人

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help リーダーに追加 RSS 雪の身延線を走る

<<   作成日時 : 2009/01/14 21:18  

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雲に囲まれる富士
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2009年の始動は身延線に乗ることにした。身延線は東海道線の富士から中央線の甲府まで富士山麓の西側に沿って南北に走る88.4営業キロのローカル線である。自宅から近くの路線にも拘わらず今まで乗車の機会がなく、これまで気になっていた路線である。身延線はJR東海の営業エリアなので静岡始発の特急ふじかわが往復14本運行されており、2時間弱で結ばれているので比較的便利は良いのだが、今回は青春18きっぷを知人から拝借したので普通列車で行くことにした。
出発2日前になると関東南部まで降雪になるとの天気予報があり、前日にはその確度が益々高まってきたと報道している。
1月9日、横浜7時52分発の伊東行きに乗る。横浜で降りる客と同じくらいの人数の乗客が乗り込んだが、先頭近くに並んだので、無事座ることができた。この列車はリクライニングシートの特急踊り子の車両を使用しているので乗客は多い。最後に乗りこんだ人たちは立つことになった。戸塚、大船では乗る人の方が多く、さらに通路に立つ人たちが増えてきた。その後藤沢では立つ乗客が少し減り、平塚でようやく空席ができた。
15両編成の車両は先頭から7号車までが伊東行きで、8号車からの後部車両は熱海で切り離され、東京行きの踊り子号として増結される。
9時20分熱海着、9時37分熱海始発の島田行きに乗り換える。熱海のホームで立ち食いそば屋と弁当屋があったが、昼めしを調達するには時間が早すぎるので見送った。しかし、身延線の乗車時間は10時36分富士発の甲府13時23分到着なのでどこかで弁当を買う必要がある。身延駅で23分の停車時間があるので時間は十分あるのだが、事前の情報で弁当を売っているとは限らないらしい。
島田行き普通列車はロングシートの5両編成でトイレは1、3号車にあった。沼津でみぞれまじりの雨が降り出し車内が少し寒くなってきた。乗車率は40-50%ぐらいで乗客は地元の風とビジネスマン風が半々ぐらいと推定した。富士には定刻の10時17分に到着、まだ雪は降っていないが、雨が強くなってきた。
20分弱の待ち時間を利用して富士駅の改札を出た。駅舎にはコンビニ風の売店があり、弁当を売っているのが目に付き、ちらし寿司630円を購入することにした。画像
天候は身延の手前でみぞれ交じりの雪となり、次第に雪に変わった。富士発甲府行き身延線の普通列車は2両連結で、対面ボックスシートをメインにドア側にはショートシートがある。車両は新しく、トイレも最新式できれいだった。
身延線 普通列車


10時36分富士を発車、富士宮までの10.7キロは複線化されていて車窓は郊外列車と変わらず、沿線は住宅化が進んでいた。富士の宮で多くの乗客が下車して、車窓もローカル線らしくなってきた。芝川では年寄りばかり6人が下車、私の乗った先頭車両の乗客は10人となった。身延線は富士川に沿って走るが、進行方向右側はほとんどが土手で景色は開けず、富士山も見えない。富士川に沿う左側は車窓が開けているが、景色は雨でくすぶっている。
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11時49分身延到着、23分の停車時間を利用して改札を出る。駅舎に玉屋という屋号の立ち食いそば屋が営業していたが、弁当は売っていなかった。駅舎の外へ出たが、とても寒く、ほうほうの体で戻る。身体も冷え込んでいたためか思わず天ぷらそばを注文してしまった。ちらし寿司は11時過ぎには食べてしまったが、まだ腹には少し余裕があった。

身延12時12分発車、列車の中は暖房が利いて暖かく、気持ちが良くて少しウトウトした。画像画像






















画像  外は雪が本格的に降り出し、白一色の雪景色になってきた。しかし、列車が甲府に近づくにつれ、雪は再びみぞれ交じりの雨に変わった。甲府には13時23分の定刻に到着した。







これから中央線に乗り換えて大月まで行き、大月から富士急河口湖線に乗り換える予定である。残念なことに甲府発立川行きの行先表示板を見ると都心にいる感覚が戻り、ローカル線の風情は突然変貌した。好運なことに13時41分発の立川行きが動き出すと再び雪が降り出し、郊外電車の感覚はなくなってきた。大月に着くころには一面雪景色となり、旅情が出てきたのは計画にはなかった予想外の喜びである。
富士急行普通列車 トーマスランド号の車両ペイント
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大月には14時30分に着き、富士急行14時44分発の河口湖駅に乗り継ぐ。河口湖線は18駅、26.6営業キロを普通列車では50分余りで走る。この路線も沿線は住宅化が進んでいた。車窓からは雪が降りしきるなか、住民の雪かきをする姿が印象的であった。

              河口湖線の車窓は白一色
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15時33分河口湖到着、雪は降り続いている。後日調べた結果、甲府地方気象台によると、9日午後5時現在の積雪量は、河口湖で13センチ、大月で3センチ、身延町切石で2センチと記録されていた。

           雪で隠れた案内版を掃くおじさん(河口湖駅前)

富士急行は河口湖線以外に東海道線の吉原から岳南江尾までの12駅、9.2営業キロを運行している。当初はこの路線も同時に乗車することを検討したが、盲腸線で後のスケジュールに余裕がないため、やむなく見送った。
今回のスケジュールは待ち時間に無駄がなく、出来栄えが良い。また大雪にも拘わらず、列車の運行もダイヤ通りに運行され、満足度はかなり高い。ただし、翌日は晴天になったものの、富士山の山頂には雲がかかり、雄姿の全貌が見えなかったのが少し残念だった。
                   雪に煙る河口湖
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                  翌朝、朝焼けに染まる河口湖
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